編集部より
スポーツカーブランド、ポルシェの創業から75年、夢から生まれたブランドです。フェリー・ポルシェ から見たら、この記念の年、2023年をどんな風に 見えるのでしょうか。
「お客様の夢を叶えたい。 それこそが ポルシェを前進させてきた情熱的駆動力です」。
きっと、誇らしく感じることでしょう。そして、喜び、そして感謝の気持ちも 目の前に浮かんでくるはずです。 それと同時に、彼なら次の夢を見始めているのでは。 次のアイデア、ビジョン、発明 、そしてお客様のことを。
お客様の夢を叶えたい。それこそがポルシェを前進させてきた 情熱的駆動力です。そして、こんな願いこそがこの一年のテーマです。1月には既にデザインスタディ「ポルシェ ビジョン357」で未来を スポーツの面で見据えながらベルリンにて記念の年のスタートを祝うことができました。さあ、 6月。いよいよサプライズもいくつか用意されたハイライトへと前進していきます。なぜなら、75年前の6月8日は、ポルシェが初のスポーツカー、356 “No.1” ロードスターの公道通行許可の交付を受けた日だからです。
6月半ばには、ポルシェと密接につながるあるイベントも記念日を迎えます。ル・マンの100年周年記念です。1923年に初めて開催されたこの伝説の長距離レースでは、それ以来、数々のポルシェの伝説が生まれてきました。今回、“ガレージ”のコーナーで、1979年のル・マン総合優勝車という特別な1台を訪れました。
ポルシェのスポーツカーが誕生して75年、サルト24時間レースでのポルシェの華麗な勝利など、子供時代からそのすべてを肌で体験してきた人がいます。ヴォルフガング・ポルシェ博士です。現在も、監査役会会長として、先見の明のあるアドバイザーとして、また社員やファンに愛される“ポルシェ”を代表する人物として、ポルシェのサクセスストーリーのに貢献し続けています。その彼が5月に80歳を迎えました。この場をもって、読者の皆様に代わってお祝い申し上げたいと思います。
eFuelsをテーマとして取り上げているレポートのコーナーでは、未来をたっぷりと体験していただきたいと考えています。 eFuelsは世間を賑わせているだけではなく、ここツッフェンハウゼンでも注目のテーマです。サステナビリティを包括的なテーマとして捉えるポルシェでは、電気モビリティの重要性をしっかりと認識しながら、そこに足りない部分を補えるよう、 eFuelsに取り組んでいる、つまり、ポルシェでは、“ダブル E”を目指しているからです。
例えば、これから先もまだまだ道路を走り続け る、世界に13億台以上ある内燃機関搭載車という既存の車両のことを忘れてしまってはいけま せん。また、長期的には、航空・海上輸送においても、 eFuelsという手段でCO₂排出量を大幅に削減することが可能になります。クリストフォーラスでも、このテーマを包括的に捉えています。 eFuelsがどのように持続的に生産されているかを説 明し、役員の一人、バーバラ・フレンケルへのインタビューで舞台裏を紹介し、未来のモビリティ をポルシェが国際的パートナーとともに形作っていく基礎の一つ、新しい eFuels生産工場“ハルオニ” のあるチリ・パタゴニアでパナメーラが探検家の軌跡を追う旅に出発します。
皆様はどんな未来を心に描かれているのでしょうか?どんな気持ちで未来を見つめているのでしょうか?皆様のご意見、ご感想をお待ちしています。christophorus@porsche.deまでご連絡ください。そして、今号もたっぷりお楽しみください。
燃料消費量
Taycan Turbo GT
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21.6 – 20.7 kWh/100 km
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0 g/km
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A Class