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ポルシェの世界から最新情報をお届けします。

  

ポルシェ 718 ボクスター
燃料消費量 総合:11.1 ~ 8.9l/100 km
CO2 排出量 総合:251 ~ 201g/km

ポルシェ パナメーラ ターボ S
燃料消費量 総合:13.2 ~ 12.8l/100 km
CO2 排出量 総合:298 ~ 289g/km

ポルシェ 911 カレラ カブリオレ
燃料消費量 総合:11.1 ~ 10.3l/100 km
CO2 排出量 総合:252 ~ 233g/km

(2020年10月現在)
本誌の全テクニカルデータは各国の仕様により異なります。燃料消費量および CO₂ 排出量の数値は、新たな測定方法「WLTP」に準拠しています。

トムとティナと一緒に遊ぶ「Porsche4Kids」

ポルシェは、様々なゲームやアクティビティを通して遊びながら楽しく学べるウェブサイト porsche4kids.com  を開設した。この無料オンラインサービス “Porsche4 Kids” には、塗り絵や工作、単語探し、記憶ゲーム、パズル、絵探しゲーム、スポーツ、そしてなんと子供向け博物館ガイドなどが用意され、案内役のティナ・ターボ とトム・タルガがドイツ語や英語で紹介してくれる。

ドライブイン・シアターの復活

コロナウイルス感染拡大によりソーシャル・ディスタンシングが推奨される中、再注目されているドライブイン・シアターが、ポルシェ・ライプツィ ヒセンターのサーキット内に登場した。

ドライブイン・シアターの起源は 1933 年にリチャード・ホリングスヘッド・Jr がニュージャージー州カムデンにオープンした収容車数 400 台の施設で、真っ白に塗られた壁に映像を投影し、大音量のスピーカーで拡声するなんとも近所迷惑なものだった。その後、長いケーブルが取り付けられたスピーカーを各車両に配るシステムへと進化し、何十年もの間ドライブイン・シアターの主流となった。ヨーロッパ初のドライブイン・シアターは、1957 年にローマ近郊にオープンした施設で、1960 年にはドイツはフランクフルト近郊のグラーフェンブルフという小さな町にも開業した。しかし、サマータイムの導入や民営テレビ局の参入によるテレビ番組の多様化といった社会の変化により 1980 年代にかけて急速に衰退していく。時は流れて 2020 年、突如巻き起こったコロナ禍により誰もが忘れかけていたドライブイン・シアターに再び注目が集まることになる。 世界中のあちこちで復活の狼煙が上がる中、ポルシェはライプツィヒセンターのサーキット内にドライブイン・シアターを設置。最新のデジタル画像技術を導入した 144 平方メートルの巨大スクリーンに超短波でカーステレオに迫力の音声を飛ばす独自のサウンドシステムを組み合わせてソーシャル・ディスタンシング・エンターテインメントを提供することになった。日中は子供たちも楽しめるプログラムも用意されているの で、ご家族で是非。

受賞

1952 年に創刊したポルシェのカスタマーマガジン、本誌『クリストフォーラス』が権威ある “ジャー マン・ブランド・アワード 2020” において 3 つのアワードを受賞した。審査の対象となったのは 2019 年に世界 14 か国で発行された 1200 誌。 その中化から Inside E をテーマにした本誌 393 号がブランドイメージとエクセレントコミュニケーションデザイン部門で最優秀賞に選ばれたのだ。 また、“ベスト・オブ・コンテンツマーケティング(BCM)・アワード” においても同号が自動車業界の有力候補を差し置いて金賞を受賞。さらに人物に フォーカスしたクリスト フォーラス XL 版第二弾が、オートモーティブ・ブランドコンテストで高い評価を得て最優秀賞を受賞した。

新しいポルシェ・トラックプレシジョンアプリ

サーキットにおけるデジタルコーチとも言うべき “ポルシェ・トラッププレシジョンアプリ” に新機能が加わりパワーアップした。すべての 911 および 718 モデルに無償で提供されるこのアプリは、Apple の “Car Play” を使用して車載画面にサー キットの走行データを表示し、ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)を介して操作できる新機軸。新しい “バージョン 3.2” では国際サーキットを 300 以上登録可能で、理想のライントレースをスマートフォン上で可視化することができる。

 “ポルシェ・トラックプレシジョンアプリ” は、車内の様々なコントロールユニットに接続されており、縦方向と横方向の加速度、ブレーキ、エンジン回転数、速度に関するリアルタイムデータを自動的に記録。ラップタイムや “Drive on your Limit” といった測定機能の他に、スマートフォンや車載カメラが撮影した映像の分析機能や、操舵角、ブレーキ圧、スロットル開度といった各種パラメーターの比較表示機能を備える。

また、データは “AirDrop” を使って iPad で詳細に分析することも可能。Apple Watch アプリを併用すればドライバーの脈拍を連動記録することもできる。感動のドライビングエクスペリエンスを SNS でシェアするのも簡単だ。

サスティナビリティへの道

ビジョンから明確な目標を設定:環境に優しいものづくりのために、バリューチェーン全体と総体的に見た車両のライフサイクルを見直しながら常に資源の節約と素材の再利用を最適化しているポルシェ。これからは個々のドライバーも “ポルシェ・インパクト” を通じて環境に貢献することができる。愛車の走行距離と平均燃料消費量を porsche.com/usa/impact 上 の “ポルシェ・インパクト” に入力し、CO2 排出量を確認した上でそれをエコプロジェクトへの参画により相殺する仕組みだ。

例えば米国の森林保護活動やジンバブエの絶滅危惧種保護プロジェクト、あるいは中国の自然エネルギー促進プロジェクトといった各国単位で設定されたプロジェ クトの中からイシューを選択し、寄付金を決めるだけでいい。ドイツやイギリス、 ポーランド、米国市場でプレ・ローンチされたこのオンラインサービスは 2018 年 12 月 から 2020 年 4 月までの試行段階で約 4 万 5000トンの CO2 排出量を相殺する寄付金を集め、今回、他 15 カ国でも利用可能となった。

ちなみに、実質 CO2 排出ゼロの生産を目指すポルシェのツッフェンハウゼン本社工場では再生可能エネルギーとバイオガス由来の電力のみを使用しているが、タイカンの生産ラインではさらに CO₂ ニュートラルの生産方式を採用し、物流面においても電気とガスで走るトラックが導入されている。 

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