編集部より:私たちを 突き動かす原動力

ポルシェ タイカン ターボ
電力消費量 複合:26.7 〜 23.0kWh/100km
CO2 排出量 複合:0.0g/km

ポルシェ タイカン ターボ S
電力消費量 複合:25.7 〜 24.5kWh/100km
CO2 排出量 複合:0.0g/km

ポルシェ 911 ターボ S モデル
燃料消費量 総合:12.5 〜 12.0リッター/100km
CO2 排出量 総合:284 〜 271g/km

(2020年3月現在)

私たちはなぜ毎朝早起きをして、仕事に向かうのでしょう。何が私たちをやる気にさせるのでしょう。どんな一日になるのだろうという好奇心。私たちを前へ前へと突き動かす内なる力。そして生きることの意味と喜び。

ゼバスティアン・ルドルフ

ゼバスティアン・ルドルフ

Editor

そう、人生の喜びこそが私たちの原動力です。喜びを求めて想像力を膨らませ、“ターボパワー” を解き放つのです。ポルシェにおいて、“ターボ” はブランドを象徴するサクセスストーリーであり、DNA に深く刻み込まれています。ターボとは躍動力でありパフォーマンスであり、スピードの極みです。

“ターボ” という言葉の起源はラテン語にあり、渦巻や円運動、または旋回を意味しています。そしてその  “ターボ” を自動車業界に知らしめたのは他でもない ポルシェでした。1100PS という空前の馬力を秘めて 1973 年に登場したレーシングカー 917/30 を筆頭に、1974 年に登場した初代 911 ターボ、1976 年のル・マンを制したマルティニカラーの 936、さらには 1980 年代の F1 エンジンと、ポルシェはまさにターボ技術と共に成功を積み重ねてきたのです。

ターボは最高峰を意味します。その位置づけは新世代の 911 シリーズにおいても変わらず、新型 911 ターボはパワフルで革新的。人間の想像力をはるかに超える一台へと進化を遂げました。ターボで培ってきた高みを極めんとする精神は、ポルシェ初の純電動スポーツカー、タイカンターボならびにタイカン ターボ S にも継承されています。

ポルシェはいつの時代においてもポルシェです。ポルシェが誇る伝統は、常に進化を続ける勇気によっ て醸成されてきたもので、近年、進化の原動力となってきたのがターボ技術でした。私たちはターボ チャージャーによる巨大なパワーを実用性に長けた性能へと変換してきました。ターボ技術から得られる恩恵は、駆動力のみならず、効率性や燃費性能の向上にまで及んでいます。

ターボはポルシェ・ブランドの中核であり、それが今号の主題にもなっています。読者の皆様には、テクノロジーに没頭し、世界を旅して、過去を振り返り、未来へと思う存分羽ばたいていただくコンテンツをご用意いたしました。

それではブーストのかかったポルシェ・ワールドを、 どうぞごゆっくりお楽しみください。